在胎週数別体格標準値計算ファイル グラフver
ダウンロード(183KB、エクセルファイル)
このファイルは
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出生体重などを打ち込むと対応する統計値を計算してくれるエクセルファイルです。
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新生児の属性(性別、初産/経産、週数)に対する身長、体重、頭囲のパーセンタイルを求められます。
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胎児の成長曲線に対して、体格をプロットします。
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kcrt氏が作成されたエクセルファイルを元に作成しています。改めてkcrt氏の労作に感謝致します。
氏のファイルとの主な変更点は以下の通りです。
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身長、体重、頭囲に対するパーセンタイルを表示し、10%tile、90%tileを外れる値は、セルに色がつくようにした。
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胎児・新生児の体格の判定(SGA、small for date、AGA、HFD)を計算するようにした。
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成長曲線を表示し、胎児の体格をプロットするようにした。
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成長ホルモン治療の適応となりうるSGAを判定できるようにした。
入力
テストデータを使用した際の、各表、グラフの表示を示します。
白色の部分に入力すると、右側のパーセンタイル表にデータが反映されます。
パーセンタイル表への出力
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表のパーセンタイルは、各行の「男児/女児」「初産/経産」「週数」に対応する値です。
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患者ID・氏名が空欄でも構いません。下のプロットで名前が出なくなります。
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「男児/女児」「初産/経産」のどちらかが空欄の場合、体重の評価が不可能となるので、空欄となります。身長・頭囲は「男児/女児」「初産/経産」に関わらず同じなので、パーセンタイルなどが表示されます。
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「男児/女児」「初産/経産」の両方が空欄の場合は、4行目(1人目)の属性で判断されます。例えば、同じ胎児の発育をプロットしたいときに使えます。
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週数が空欄だと評価されません。日数が空欄の場合は0日と判断されます。
グラフへのプロット
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体重、身長、頭囲のプロット
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グラフは1番上(エクセル行の4行目)の属性(男児/女児、初産/経産)に基づいて描かれます。
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従って2番目以降の体重データは、本来と異なるグラフにプロットされる可能性があります。
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属性(男児/女児、初産/経産)が同じプロットは赤丸●、異なるプロットは白抜き赤丸○で表示されます。
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身長・頭囲は各属性で基準値が同じなのでグラフも問題ありません。
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データは赤い●で表示されます。
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体格標準値との比較による分類
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体格を身長、体重のパーセンタイルでプロットし、体格(HFA、AGA、SGA、Light for date)の判定を視覚化します。
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SGAなどが見えやすいように、10%未満や90%以上の縮尺を拡大しています。
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体重と頭囲の比較
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体重と頭囲のパーセンタイルをプロットします。
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IUGRがsynmetricalかasynmetricalかを視覚化します。
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成長ホルモン治療となりうるSGA判定
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SGA判定に合致する場合、名前の後に「(SGA)」と書かれます。
出生時の体格によるGH療法の適応条件は
「身長が10パーセンタイル以下 かつ 体重が10パーセンタイル以下」
または
「身長が-2.0SD(2.27パーセンタイル)以下 または 体重が-2.0SD(2.27パーセンタイル)以下」
です。
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日本小児内分泌学会で提示している身長・体重は計算結果と微妙に異なりました。
そのため、SGA判定は日本小児内分泌学会の数値で行い、プロットは計算式に則らせました。
微妙に値が異なりますが、体重で3g、身長で0.1cm程度の差だったので大きな問題は無いと思います。
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この数値は、あくまでも計算結果に過ぎません。実際の治療適応については、専門家にお尋ね下さい。
その他
この 作品 は クリエイティブ・コモンズ 表示 - 継承 2.1 日本 ライセンスの下に提供されています。
グラフをwordなどにコピペしたい時は「シート保護の解除」を行ってください。
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2013年3月30日 公開
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2018年3月25日 修正。
パーセンタイルが1人目の属性に基づいて計算していたので訂正。
「成長ホルモン治療の適応となりうるSGA判定」で、誤って-2.5SDを基準としていたので、-2.0SDに訂正する。
SGA領域を色つきにし、SGAに判定された場合、名前に「(SGA)」がつくようにした。
体格が正常の児もグラフ内でプロットされるようにした。